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2024-05-19

腰痛の原因!腰椎椎間板ヘルニアとは(1)

今回は腰椎椎間板ヘルニアについて解説します。

腰痛持ちの方なら、一度はヘルニアという言葉を聞いたことありますよね?

では、ヘルニアとはいったい何なのでしょうか?

意外と知らない「腰痛」と「椎間板ヘルニア」の関係。

あなたの腰痛の原因は椎間板ヘルニアかもしれません!

「ぎっくり腰をしたことがある」というあなたへ

一度は読んで欲しい、深~い。お話しです。

「腰椎椎間板ヘルニア」なんて医学用語を出されても、なんだかよくわからないですよね。

だから、この難しい単語を「腰椎」「椎間板」「ヘルニア」という3つの単語に分解して、わかりやすく解説します!

小学6年生でも理解できる、専門的なお話しです。

「腰椎(ようつい)」とは脊柱(せきちゅう)の腰の部分

ヒトの体には首から骨盤まで背骨があるのは知っていますよね?
この背骨を医学用語で脊柱(せきちゅう)と呼びます。

そして、この脊柱(せきちゅう)は、脊椎(せきつい)と呼ばれる骨が縦に積み上げられて出来ているのです。

脊柱?脊椎?・・・(^_^;)

さっそく、難しい言葉が出てきましたね。

言葉で説明する前に、まずは下の図をご覧ください。

脊柱

上図のように、脊椎(せきつい)は場所によって呼び方が変わります。

首の部分を頸椎(けいつい)
胸の部分を胸椎(きょうつい)
腰の部分を腰椎(ようつい)
と呼びます。

だから、腰椎椎間板ヘルニアの「腰椎(ようつい)」とは、腰にある骨のことを指しているんですね。

それでは、腰椎を一つ取り出してみましょう。

腰椎ってこんな形をしているんです。

腰椎の形状とヘルニア(1)

ちなみに、背骨は頸椎7個、胸椎12個、腰椎5個の合計24個の骨で出来ています。

だから、脊柱とはこれらの骨が「ダルマ落とし」のように縦に積み重なって出来ているんです。

腰椎

「椎間板(ついかんばん)」とは腰椎と腰椎の間に挟まっているクッション

さて、腰には腰椎という5つの骨が積み重なっている。

という所まで説明しましたね。

次に、積み上げられた5つの腰椎を拡大してみましょう!

椎間板

図のように積み上げられた腰椎と腰椎の間には椎間板(ついかんばん)という組織が挟まっていることがわかるでしょうか。

絵で描くとこんな感じになってます。

腰椎の形状とヘルニア (2)
この椎間板はクッションのように柔らかく、体の動きに合わせて変形する特徴を持っています。

次に、椎間板が体の動きに合わせて、どのように変化するのかを見てみましょう。

腰椎の形状とヘルニア (4)

このように、腰を動かすたびに椎間板は形を変えているんです。

だから、体を色々な方向に動かすことができるのですね。

もし、この椎間板がないと私達の体は自由に動かなくなってしまいます。ちょうどロボットのような動きを想像してもらえば分かりやすいでしょうか。

そして、椎間板は骨(腰椎)に栄養を与えたり、体の重みを受け止めたりと様々な役割も持っています。
だから、私たちの体になくてはならない、すご~く大切な場所なのですね。

ちなみに、背骨の骨のことを椎骨(ついこつ)や椎体(ついたい)などど呼びますが、どれも同じものを指しています。

「ヘルニア」とは椎間板の外層が破けて中の髄核が飛び出した状態

最後に「ヘルニア」という単語の意味ですが、この「ヘルニア」とはラテン語で「飛び出る」という意味の単語です。
つまり、腰椎椎間板ヘルニアという単語を要約すると「腰の骨の間にある椎間板が飛び出た状態」とも言えます。

・・・椎間板が飛び出る?

イメージしにくいですよね。

では図を使って説明しましょう。

まずは、腰椎の全体図です。

椎間板

上図の拡大した部分をわかりやすく絵で描くと、下図のような形をしています。

腰椎の形状とヘルニア (3)

このように、腰椎に挟まれた椎間板は、円盤状の柔らかい組織になっています。
そして、椎間板の中には髄核(ずいかく)というやや液状の組織が詰まっているのです。

椎間板ヘルニアとは椎間板が傷いて、中の髄核(ずいかく)が飛び出てしまった状態のことをいいます。
飛び出た髄核は神経を圧迫することが多いため、椎間板ヘルニアは強い神経痛を引き起こすことが多いのです。

腰椎の形状とヘルニア (6)

ではなぜ、椎間板が壊れて中の髄核が飛び出すのか?

それは、腰の動きによる椎間板への負担が主な原因とされています。

それでは、下のイメージ図をご覧ください。

腰椎の形状とヘルニア (5)

先ほど、腰の動きによって椎間板が形を変えるお話をしましたね。

この時、椎間板には上図のような強い力がかかっています。

よって、強い動きが強制されると、椎間板の一部に力が集中してしまい、最終的には椎間板の外層が破けてしまうことがあります。

ひとたび椎間板の外層が破けてしまうと、中の髄核が飛び出してしまい「ヘルニア」の出来上がりというわけです。

多くのギックリ腰は、中腰で物を持った時に起きますよね。
つまり、ギックリ腰の大半は椎間板を傷めているのです。(髄核が飛び出るかどうかは別として)

そして、髄核が飛び出てしまうと神経を圧迫し、結果的に「足の痛み」や「足に力が入らない」など様々な症状を引き起こしてしまうのです。

 

・・・ここまで、腰椎椎間板ヘルニアというものがどんなものか、なんとなくイメージできましたか?

 

それでは、ここからもう少しだけ掘り下げて、「なぜ、神経痛を引き起こしてしまうのか?」について解説したいと思います。

・・・と、少し長くなりましたので、この説明は次回と致しましょう!

ここまで、読んで下さりありがとうございます。

次回は

「椎間板ヘルニアと神経痛」、その理由についてお届け致します。

次回もお楽しみに!

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タグ: ヘルニア, 腰椎椎間板ヘルニア, 原因, 脊柱, 飛び出る, 髄核
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