突き指で見落としてはいけない!基節骨頭部の骨折。その理由とは・・・
突き指をして、まれにみる骨折。
しかしこの骨折を放置すると指が一生曲がらなくなることも!
決して見逃してはいけない重要なこととは・・・
基節骨頭部の骨折はまれではあるが、要注意!
基節骨頭部の骨折。
ちょっとまれな骨折なのですが、骨折をした時に知っておくべき、重要なことをお伝えしますね。
これから話す内容は、骨折を治す上で、とても重要ことなんです。
「え~?骨折?そんなの病院で診てもらえばいいじゃない!」
・・・おっしゃる通りですね。
しかし、残念ながらどこの病院でも後遺症なく治してくれると思ったら大間違い。
実際、適当に治療されて後遺症が残ることってほんとに多いんです。(もちろん治療する側は適当なんて思っていないのでしょうが・・・)
まさかと思いますか?
でも、これが現実なのです。
あなたやあなたの大切な人が不幸にならないために、是非知っておいて下さい!
基節骨頭部の骨折では「割れた関節面」が予後を大きく左右する
前回説明したように、突き指をすると多くの場合、掌側板や中節骨を傷めることがほとんどです。
しかし、突き指をするとまれに基節骨の頭部を骨折することがあります。
「基節骨?」、「頭部?」
・・・ですよね。(^_^;)
それでは、さっそく下図をご覧ください。
「基節骨」と「頭部の骨折」
なんとなくイメージ出来ましたか?
ここを骨折すると多くの場合、「関節面」が割れてしまいます。
そして、この「関節面が割れる」ということが、予後を大きく左右する大変重要なことなのです。
関節面が「ズレ」たままだと、必ず関節の動きに制限が出てしまう
関節面がズレたままだと、必ず関節の動きに制限が出てしまいます。
例えば指の骨折だと、手を握り込めなくなる可能性があります。そうなると、握力が低下して重い物を持つことが困難になります。
また、無理に使うとすぐに関節が痛くなったりします。
なぜなら、関節は常に動かすことを強いられている場所なので、その表面はすご〜く滑らかな構造をしているんですね。
この滑らかな表面というのが関節にとって命なのです。
滑らかでないと当然、摩擦が大きくなって、表面はボロボロになってきます。つまり、使えば使うだけ軟骨がすり減って、変形してくるということです。
さて、関節が変形するとどうなるか?
それは、少し負担をかけただけで、痛みが出たり、腫れてきたりして日常生活にも支障をきたす可能性が極めて高くなります。
確かに年をとれば、関節の変形は避けて通れないものなんですが、関節面を傷めてしまうと早期に変形が進み、関節の動きが制限されたり、炎症を起こしやすくなったりするのです。
そして、最終的に人工関節なんて選択も考えなくてはならなくなります。
特に荷重する関節(股関節や膝関節)では珍しくないのです。
ちょっと、今回のテーマから話がそれてきた気がしますが、大事なことなのでつづけますね。(^_^;)
障害が残らない関節面のズレは「1mm以内」!
それでは、もし関節面に達する骨折があったらどのくらいまでなら障害が残らないのでしょうか?
それはズバリ「1mm以内」!
一般に関節面が1mm以上ずれてしまうと、何らかの後遺症が残ると言われているんです。
だから、関節面はズレない様にぴったりと治す必要があるんですね。
関節面がズレている骨折をみたら「ズレは1mm以内」そんな目線で説明やレントゲンをみるとよいでしょう。
もちろん、すべてに当てはまるわけではないのですが、大きく違うこともありません。
今、自分が診てくれているお医者さんの良し悪しを判断するには、レントゲンで関節面のズレを1mm以内に治す事を意識しているかどうかに注目すると間違いはありません。
ここ、大事な所ですのでお忘れなく!
先生の言うことがすべて正しいわけではないということを、頭に入れておくこも大切です。人の能力も千差万別ですからね・・・
骨折をしたら関節の状態を常に気にしておく!これだけは忘れないで下さいね。
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