指先の痛みと腫れ!放置してはいけない細菌感染
指先が赤く腫れて痛い。まれに大がかりな治療が必要になることも・・・
何も傷めた覚えがないのに、指先が赤く腫れて痛い。
こんな経験ありませんか?
多くの場合、そのまま放置していても治るのですが、まれに大がかりな治療が必要になることも・・・
何もしていないのに指先が赤く腫れるのは、恐らく細菌感染が原因
何もしていないのに、指先が赤く腫れてきたというのであれば、それは恐らく細菌感染が原因です。
多くの場合、さかむけや深爪、小さな傷口から細菌が感染するのが一般的ではありますが、酷くなると皮膚を切開したり爪を剥がさなくてはいけなかったりと大がかりな処置になってしまうのです。
そうならないためにも、指先の感染にはどのようなものがあるのかくらいは知っておきましょう。
爪周囲炎(つめしゅういえん)
読んで字のごとく、爪周囲の炎症のことであり、原因はさかむけや深爪の小さな傷口から感染して起こるのです。
原因は、黄色ブドウ球菌やカンジダという常在菌の感染によって発症し、爪の周囲が赤く腫れて、痛みを伴います。
(常在菌;空気中など身の回りに常に存在している細菌類のこと。)
初期の場合は抗菌薬投与で済みますが、放置して「爪下炎」に移行すると爪の部分切除が必要になることもあるんです。
よって、腫れや痛みが酷くなるようであれば迷わず皮膚科や整形外科を受診しましょう。
瘭疽(ひょうそ)
指先部の組織は線維で包まれた脂肪組織の集まりで出来ているのです。そして、この部分に感染すると、膿汁が溜まる結果、組織内圧が高くなり、ズキズキとした拍動性の激痛を感じるようになります。これを瘭疽と言います。
治療は抗菌薬の投与ですが、酷くなれば、指先の組織を切開することもあるのです。
感染を予防するための重要なポイントは、傷口を「ぬらさない」
表皮はとても優れた組織で外界からの感染をバリアしています。よって、指先に傷が出来ると、そこから感染する可能性が非常に高くなるのです。一度細菌に感染すると熱を持ち、赤く腫れてズキズキと痛むようになります。そうならないためにも感染のリスクは最小限にすることが大切です。
・・・でも、日々の生活、なかなか安静になどしていられないですよね。
ですから、今日は感染しないために気を付けるポイントをお伝えします。
それは、傷口を「ぬらさない」ようにするということです。
とにかく水仕事などで傷口をぬらさないように注意しましょう!これが感染を防ぐためにとても大切なポイントです。
一度外界に露出した皮下組織は感染を防ぐため、すぐに血小板の凝集が起き、傷口をふさごうとします。いわゆるカサブタを作ろうと頑張るんですね。
しかし、その傷口が水分で洗い流されてしまうとカサブタがなかなか作れずに、長い時間皮下組織は外界とふれあってしまうことになる。そうしているうちに、常在菌とよばれる黄色ブドウ球菌やカンジダなどが体内に侵入して感染してしまうのです。
だから、傷口は清潔にしてぬらさないこと。
これを守れば小さな傷からの感染はほとんど防ぐことが出来ます。
病院で切開など大事にならないようにするためにも、「ぬらさない」!
これ、守ってくださいね。
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