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2024-01-07

手首の腱鞘炎? – インターセクション・シンドロームの原因と対処法

手首を使うと痛い!これって腱鞘炎?

手首の少し上、腕の方が痛いのであれば、それは「インターセクション・シンドローム」という名前の腱鞘炎かもしれません。

そこで今日は、治りにくいこの疾患「インターセクション・シンドローム」の原因とその対処法を紹介します。

インターセクション・シンドロームとは腱や筋が交差する場所で起きる腱鞘炎

インターセクション=交差する場所
シンドローム=症候群

要するに、腱や筋が交差する場所で炎症を起こす疾患です。

この部分の炎症は使っているとなかなか治らず、酷くすると物も掴めないような強い痛みに変わります。

手首を動かすと痛い!そんなあなたへ

これ以上、進行させないための正しい知識とその対処法についてお伝えしましょう。

親指や手首を酷使していると、腱が擦れてやがて痛みを伴う炎症反応を起こしてしまう

炎症を起こす場所は、「親指を動かす腱」と「手首を動かす腱」が交差しているところに起こります。

それでは、下図をご覧下さい。

intersection syandoremeの解剖図

図に示すように、親指を動かす腱と手首を動かす腱はこの部分で交差しています。

親指や手首を酷使するような作業をしていると、腱が擦れてやがて痛みを伴う炎症反応を起こすというわけです。

そして、一度炎症を起こして腫れあがった組織はさらに擦れやすく、使い続けていると炎症は強くなます。物を掴めなくなるほどの痛みに変わることも珍しくないのです。

また、腫れが強くなると、手を動かした際に雪を踏みしめた時に似た「クククッ」という音がすることがあります。これを「握雪音」といいます。

正確にいうと握雪音は耳で聞こえるわけではないのですが、振動として伝わってくるものです。

この握雪音が出るようになると、安静を保持するための固定が必要となります。

インターセクション・シンドロームに効果的な対処方法は固定!

対処法はズバリ、使わないように固定することです。

マッサージ、シップ、温めるなどが無意味とは言いませんが、この疾患における対処法は、とにもかくにも手首と親指の関節を動かないように「固定」する。これこそが炎症と痛みを最も早く、そして確実に治す方法なのです。

どのように固定するのか?

手首と親指を少し反らせた状態。炎症を起こしている腱を緩めた状態。
つまり、下図のような位置で固定するのが最も有効です。

intersection syandoremeの時の固定肢位の図手関節にある第1区画を走っている腱はおもに親指を広げる際に働く腱であり、第2区画を走っている腱は手首を反らす際に働く腱。その両方を緩める位置ということで、図の様な形になるのです。

ただし、安静にできるのであればそこまでシビアにならなくても、動かさないで固定していれば徐々に炎症は治まります。

包帯で固定するだけでも効果はありますが、必ず手首と親指を巻いて動かないようにしましょう。

ステロイドの注射で一時的に治まっても、同じ負荷を続ければ再発してしまう

病院では、ひどい腱鞘炎にはステロイドの注射を打つことが多いのですが、この注射は炎症反応を抑える一方で、何回も繰り返し打つことはできないという制限もあります。

というのも、ステロイド系の局所注射(特に腱に打つ場合)は何度も打つと腱組織自体を弱くしてしまいます。よって、注射を打ち続けると腱がもろくなり、切れてまうこともあるのです。

だから、注射を打てる回数が決まっているのですね。

とはいえ、一時の炎症を抑えるには有効なこともあるので一概に悪いものではありません。
あまり注射に積極的ではない考えのお医者さんもいますが、短期的に使うなら私は良い方法だと思います。

ただし、その後の固定なり、処置なりをしっかりすることが前提ですが・・。

炎症は一時的に治まっても、同じ負荷を続ければ必ず再発してしまうからです。

よって、手の使い方や使う頻度を変えなければ根本的なことは何も解決しないのです。

結局、良くするも悪くするもあなた次第ということです。

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タグ: 手首の痛み, 炎症, 腱鞘炎, 手首, インターセクションシンドローム
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