指先を傷めるとなぜズキズキと痛むのか?
ドアに挟んだり、物に押しつぶされたりと指先を傷めるとすごく痛みますよね。
骨が折れてしまったのではないか?と、思うくらいズキズキするものです。
しかし、痛みの割に骨折していることが少ないって知っていましたか?
もちろん痛めた程度にもよりますが、指先がズキズキと痛むのって理由があるのです。
指先を傷めておきる爪下血腫とは
指先を挟んで傷めると、痛めた組織から出血します。
しかし、出血する所が爪の下だとズキズキといても立ってもいられない痛みに襲われることがあるのです。
それが、爪下血腫(そうかけっしゅ)なのです。
下の図を見てもらえばわかるとおり、爪の下のスペースに出血するとその圧力は逃げる場所がありません。
だからこの部位に出血が起こると、組織の内圧が非常に高くなって神経を興奮させ、ズキズキとした痛みを感じるようになるのです。
上の図は指先の断面図です。
ここに出血すると、じっと寝てられない程の痛みに変わる事が多いのです。
だから、たとえ骨折していなくても痛みを強く感じることがあります。
じっとしていられない程の痛みが出ているのであれば・・
意外とこの部分は爪があるため、他の組織と比べて骨折しにくいとも言われています。
ただ、強い外力が加われば骨が折れる事もありますので注意が必要です。
しかしながら、強い外力が加わった場合は皮膚の外に血が溢れる事が多いので、意外とここの圧力が高くならずに、ズキズキとした痛みが出ないことが多いようです。
爪下血腫になったら痛みが我慢できるのであれば、そのままでもやがて治ります。
しかし、じっとしていられない程のズキズキとした痛みが出ているのであれば、わざと出血させて中の圧力を逃がしてあげる方法があるのです。
もちろん、病院でやってもらった方が良いのですが、おおよそのやり方は、注射器か熱した針金の先で爪に穴をあけるやり方が一般的的です。(
聞いただけでも痛そうですね・・・(^_^;)
でも、爪の下の血が外に出て、圧力が下がるとズキズキとした痛みが無くなりますので、やった方が楽なのです。
ちなみにこの手の痛みには、痛み止めはほとんど聞きませんのでご注意くださいね。
もし、指先を痛めてズキズキとしたら爪下血腫かもしれませんので、すぐに病院で処置してもらいましょうね。
放っておくと、痛みが強くなる前に早めの処置が肝心です。
それでは、また。
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