
すぐに使える包帯の巻き方。
今回は、伸びない綿包帯についてです。
ちょっと難しいけど、巻ければ足首をしっかり固定出来ます!
テーピングよりも安価で肌を傷つけない「包帯」の巻き方をご紹介しましょう。
今回は伸縮みのしない綿包帯を用います。
①足首を一周巻きます
巻きはじめは、足首から。
下図のように端を少しずらして巻き、少し折り込みます。
これを次の帯で抑えましょう。
このようにすると、引っ張っても包帯がスルッと外れてしまわないので、巻きはじめはこのように巻いてくださいね。
②足の外側から内側(土踏まず)に向けて斜めに降ります
これは弾性帯の時と同じです。
下図のように、外くるぶしを包むようにしながら足首の前面を通るとシワになりにくいですよ。
③足の甲を一周巻きます
これも同じく、小指と親指の付け根は含めずに巻きましょう。
④足の外側から内くるぶしに向かって斜めにあがります
包帯に無理がないように上手く調整しながら、内くるぶしに向かって巻いてください。
⑤内くるぶし、外くるぶしを包んで内側の土踏まずへ
内側のくるぶしを包むように巻いたら、そのまま外くるぶしも包みます。
そのまま足関節の前面を通って、再び内側の土踏まずに降りてください。
次に足の外側から足首に斜めに上がって、足首を一周しましょう。
これも弾性帯の時と同様ですね。
この①~⑤の手順を約2~3回繰り返せば出来上がりです。
巻き上がった際のポイントは、下の図のように内くるぶしと外くるぶしが、しっかりと覆われている事。
足の親指と小指の付け根が出ている事。
適度な圧迫力で足関節が固定されている事です。
さて、次は少し難しい巻き方。
でもこの巻き方の方が固定力や足へのフィット感は上がりますので、出来る人はこちらの巻き方をお勧めします。
まずは、足首を一周巻いてからのスタートです。
ここで違うのは、足の甲を巻く際に、下図のように包帯を反転して巻くことです。
このように巻くことで、足の甲の部分や足関節へのフィット感は格段に上がります。
フィットするという事は、固定力もあがり、包帯がズレにくくもなるのです。
足の甲は3回くらい反転させながら巻いてゆきます。
なぜこのような巻き方をするかというと、伸び縮みのしない綿包帯は傾斜の強い部分をまっすぐに巻くと、必ずどこかがきつく締めつけられてしまうからですい。
よって、足の形状にフィットさせるには、本来このような巻き方をする必要があります。
やってみればわかると思いますが、素直に包帯を巻いてゆくと自然とこのようになってしまうですね。
後は、内くるぶしと外くるぶしを包むように巻いて・・・っと。
外くるぶし⇒足首の前面⇒土踏まず⇒足の外側⇒足首
と巻きましょう。(これは弾性帯の時と同じですね)
これを2~3回ほど繰り返せば完成です!
どうですか?
できそうですか?
簡単にできる足首の包帯固定法。
今回は綿包帯による固定法でした。
おためしあれ!
それでは、また。