「突き指」親指の付け根を痛めた時に、確認するべきこと

ボールが当たった時など、突き指で痛めやすい親指の付け根の関節

今回はこの部分にフォーカスしてお話ししましょう。

親指の付け根の関節を痛めてしまったら、ここをチェックしてくださいね!

 

 

 

 

1、関節がどの方向に曲げられて痛めたのかを確認

 

ボールが当たって、親指が反る方向に捻られたのであれば、下図のように手のひら側の組織を痛めます。

 

 

 

 

逆に親指が、曲がる方向に強く捻られたのであれば指の背側を傷めるのです。

ただし、親指は曲がると同時に下図のような方向にも捻られやすいため、親指のやや内側の靭帯を痛めてしまうことが多いのです。

 

 

 

親指の付け根の関節を痛めるといっても、どの方向からどのような力が加わったのかで痛める組織が変わってくるものなのですね。痛めた組織が変われば当然治し方もちがうもの。

 

それでは、次に上記の部分を痛めた場合、どの組織が壊れてしまうのか、解剖図を使って解説しましょう!

 

 

2、どの組織を傷めてしまったのかを確認

親指の骨は下図のような位置に存在します。

 

 

つまり、親指の付け根の関節というのは、指先から2つ目の関節という事になります。

実際この部分には、靭帯など関節を支える大切な組織があり、どの組織を痛めてしまうかによって予後も全く異なるということは覚えておいて下さい。

親指の靭帯を図で示すとこんな感じです。

 

 

上の図のように、親指の関節には「側副靭帯」と「掌側板」という組織があります。

これらの組織は関節を安定させ、機能的な動きをサポートしてくれている大切な組織です。

 

細かく言うと、側副靭帯は関節が横に動かないように制御しており、掌側板は関節が反りすぎないように制御しています。

突き指などによって、これらの組織が強く引き伸ばされると、組織は壊れ、関節の動きを制御できなくなります。

つまり、関節の動きが安定せずに力が入りにくくなったりするのです。

 

親指は物を掴む上でなくてはならない大切な器官ですので、ここの機能を失うという事は、日常生活動作がかなり制限されてしまいます。

後遺症として洗濯ばさみをつまめないとか、ペットボトルのふたを開けられなくなるとか、布巾を絞れなくなるとか・・・・けっこう不便なんですよ(^_^;)

 

そうならないためにも、どの組織がどの程度痛んでしまっているのか知ることは、とても大切なことなのです。

 

 

3、痛めた程度を確認

程度については専門的な知識も必要になるため、一概に言えないのですが、今回はおおよその目安をお伝えしたいと思います。

 

1、痛いながらも関節を曲げたり伸ばしたりすることが出来るか。

まずは関節の動きを確認合してみて下さい。

もし、痛いながらも曲げ伸ばしが出来ているのであれば、大きな骨折には至っていないでしょう。

ただし、骨が欠けているくらいの損傷であれば関節は動かせますので、安心できるとまではいいきれません。

 

靭帯の損傷では、原則関節の動きが制限されることはないので、動かせるかどうかが直接靭帯を痛めているか否かの判断にはなりません。

 

しかしながら、痛いながらも痛くない指と同じくらいの角度まで曲げたり伸ばしたりできるのであれば、大きな損傷に至っていない可能性は高いと言えるでしょう。

 

2、強い腫れか、弱い腫れか。

急に腫れが強く出てきた場合も骨折の可能性は高いと言えます。

逆に、靭帯損傷の場合は急に腫れが強くなるというよりは、徐々に広がってくることの方が多いものです。

ただ、靭帯損傷も程度がひどければ強い腫れになることもありますので、腫れ方は参考までにしておいて下さい。

 

3、じっとしててもズキズキするほど痛むか否か。

軽度の損傷であれば、じっとしていて痛むことはありません。だからズキズキとしないのであれば軽度のことが多いのです。

ちなみに、骨折など体内で出血している時は安静時にもズキズキと痛むことがあります。

だから、ズキズキしないのであれば内出血も比較的少ない軽症のことが多いのでしょう。

ただし、痛めた後に動かし続けていると、患部が過敏な状態になってしまって、じっとしていてもズキズキするようになります。そんな時はとにかく患部を安静にする以外に方法はありませんので気を付けて下さい。

痛めてしまった時は、無理せず、動かさないように安静を保ちましょうね。

 

4、関節が緩くなっているか否か。

最後に痛めた関節が緩いかどうかを確認します。

ただ、痛めた部分を捻る行為になりますので現実的には痛くて確認できないことも多いかと思います。

そんな時は決して無理せず、専門家に診てもらいましょうね。

 

我々は診察時に、どの程度損傷しているかを確かめるために行う、大切な検査となりますが、実際に一般の方が行うというのはあまり効果的でないので、お勧めは致しません。

 

さいごに・・・

先ほどもお伝えしたように、親指は物を掴むという動作でなくてはならない大切な器官です。

ですから、たかが突き指と軽視せず適切な処置を行いましょう。

後遺症に悩まされないためにも、必ず一度は専門家に診てもらいましょうね。

 

次回は、軽度の損傷や予防に対する、「親指の付け根の関節保護」のためのテーピング法をお伝えします。

 

お楽しみに!

 

 

(①親指のテーピングについて詳しくはこちらから)

(②親指のテーピングについて詳しくはこちらから)

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