膝が痛い!成長期に特徴的な痛みの原因とは

運動をした後、膝下が痛くなる・・・
最近では、階段を昇るのも、降るのもつらい・・・

もし、あなたが中学生~高校生の成長期であるのなら、その痛み「オスグット-シュラッテル氏病」か「膝蓋靭帯炎」のどちらかの可能性が高いでしょう。

ということで今回は、成長期に特有の膝下痛みについて解説します。

痛みの出る原因とその対処法とは・・・

 

オスグット-シュラッテル氏病

「オスグット」とネットで検索すれば、関連記事がたくさん出てきます。

だから、詳しい説明は他の記事に譲ることとしますね。

 

それよりも、あなたが今一番知りたい事。

それは、自分の痛みがオスグットなのかどうかという事だと思います。

 

だから今回は、オスグットを判断するための基準。

これを中心にオスグットについて説明したいと思います。

 

オスグット-シュラッテル氏病とは

とは言っても、オスグットという病態を何も知らないのでは、イメージも湧きづらいですよね。

ということで、オスグットについて簡単に解説することと致しましょう!

まずは下図をご覧ください。

 

 

 

上図は足を前面から見た図です。

そして、膝を拡大するとこのようになります。

 

 

 

 

ここで着目してほしいのは、膝下の部分。

ちょうど、お皿の骨から伸びている腱の部分です。

この腱のことを、お皿の骨(膝蓋骨;しつがいこつ)から伸びる靭帯=膝蓋靭帯(しつがいじんたい)と呼びます。

 

そして、この膝蓋靭帯が付着する部分。

ここに起きる疾患を「オスグット」と呼ぶのです。

(ちなみに、オスグットもシュラッテルも最初にこの疾患を発表したお医者さんの名前です)

 

さて、先ほどオスグットは成長期に多い疾患と言いましたが、この膝蓋靭帯の付着部は成長期に、ある特徴があるのです。

 

なぜ、成長期にオスグットになるのか?

成長期、この膝蓋靭帯の付着部には、成長軟骨という層が存在します。

そして、この成長軟骨はその名の通り、骨が成長するためになくてはならない組織なのですが、この成長軟骨層は骨組織と比べて、引っ張られる力に弱いのです。

だから、膝蓋靭帯によって強く引っ張られると、炎症と早期の骨化が進み、痛みと骨の隆起が起こります。

 

もちろん成長期が過ぎてしまえば、この成長軟骨層は閉鎖してしまうため、成長期を過ぎた大人はオスグットにはなりません。

骨の端にある成長軟骨層、これがあるから成長期にオスグットになりやすいんですね。

 

(ちなみに、成長軟骨層で骨の成長は起こります。ですから、この成長軟骨層があるうちは骨がグングン伸びるということなんです。)

 

それともう一つ、成長期にオスグットになりやすい理由は、骨の伸びるスピードと筋肉や腱の伸びるスピードが違うためとも言われています。

骨がグングン伸びる成長期、筋肉や腱の伸びが追いつかないと筋肉や腱が常に伸ばされている状態にあり、ここに負荷をかければ筋肉や腱の付着部にかかる伸張ストレスはとても大きなものになります。

だから、成長期に運動をするとオスグットになりやすいんですね。

ここらへんも、ネットで検索すればいろいろ書いてありますので、興味のある方は詳しく調べてみて下さいね。

 

 

膝蓋靭帯炎について

膝蓋靭帯に起きる炎症=膝蓋靭帯炎と呼んでいます。

 

そのままですね・・・。(^_^;)

 

これも、オスグットと同じような力が働いた時に起きるのですが、膝蓋靭帯が先に傷めば膝蓋靭帯炎となり、付着部である成長軟骨が傷めばオスグットとなります。

だから、あまり病態は変わらないということなのです。

 

ただ、大人になると成長軟骨板は閉鎖してしまうため、大人は膝蓋靭帯炎にしかなりません。

子供はどちらにもなる可能性があるのですが、他の組織と比べ成長軟骨板は弱い組織であるため、ほとんどの場合オスグットになります。

だから、成長期の子供が膝の下を痛がっていたら、まずはオスグットを疑ってみましょうね。

 

オスグットと膝蓋靭帯を見分ける方法

オスグットと膝蓋靭帯炎を見分けるには、押して痛む場所をよく診てみましょう。

 

オスグットは膝のお皿の骨の出っ張っている骨の部分。

膝蓋靭帯はお皿の骨の下の柔らかい腱の部分。

 

ここを診ればおおかた判断がつきます。

まぁ、見分けたところで原因も対処法もあまり変わりませんので、見分ける必要もないと言われればそれまでなのですが・・・(^_^;)

ちなみに、図で表すとこの辺です。

 

 

 

 

「オスグット」「膝蓋靭帯炎」の対処法

オスグットにせよ、膝蓋靭帯炎にせよ、原因となるストレスは同じですので対処法も大きくは変わりません。

結論から言うと、ももの筋肉を良く伸ばして柔軟性を高め、お皿の骨(膝蓋骨)の動きを良くしてあげる事。

 

ももの筋肉を伸ばす(ストレッチング)

ももの前の筋肉を伸ばすことは、それほど難しいことではありあません。

立った状態で、後ろ手で片方の足首を持ってグイッと引っ張り体を反らす。

または、正座したまま後ろに倒れる。など・・・

 

何でもいいので、ももの前の筋肉をゆっくり伸ばして筋肉の柔軟性を取り戻しましょう。

一度に伸ばす時間は約10秒程度。弾みを付けずにゆっくりと伸ばしてください。

これを毎日欠かさず行えばOKです。

 

膝蓋骨の動きをよくする

これも難しくはありません。

まずは膝を伸ばして座り、お皿の骨を動く範囲、特に上下に良く動かしてみましょう。

次に、膝を曲げておいてお皿の骨の上端を下に押し下げるように圧迫してみて下さい。

ある程度抵抗はありますが、「グニュッ、グニュッ」って動きませんか?

これで、膝蓋靭帯やその付着部にかかるストレスを軽減させることが出来ます。

これも毎日行いましょう!きっと効果が出てくるはずです。

 

「オスグット」「膝蓋靭帯炎」で一番大切なこと

何より大切なこと。

それは、患部を安静にすることです。

分かりやすくいえば、運動量を減らすか、運動を中止するということです。

 

「えっ?・・・あったりまえじゃん!」って思いました?

 

でもこれが、もっとも早く治す方法なのです。

残念ながら、これをせずに早く治す事は不可能なんですね。

 

運動を中止する期間と目安

とは言っても、運動しないというのは成長期の子供にとって多大なるストレスです。

だから、運動量を調節しながら痛みをコントロールすることが現実的となります。

 

しかし、これ以上やったらあかん!というライン。

 

それは、屈伸をした時に痛みで膝が伸ばせなくなったら運動は中止するということです。

中止する期間はおおよそ3週間。

 

これを無視して無理を続けていると、骨が剥がれてしまうことがありますので十分注意して下さいね。

 

「自分で屈伸が出来なくなったら、運動は中止する!」

 

これだけは、忘れないで下さいね!

 

剥がれてしまうと、治すまでに3ヵ月はかかりますのでご注意を。

 

参考になりましたでしょうか?

次回もおたのしみに!

 

それでは、また。

 

(「あなたの膝が痛む原因はどれ?自力で解消する方法とは」についてはこちらから)

 

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