子供が足を痛がっていませんか?よくある疾患「外脛骨」について

外脛骨(がいけいこつ)

 

運動が終わった後に、足の内側が痛い・・・

10人いれば1人にはある過剰な骨の痛み

今回は、子供によくある疾患「外脛骨の痛み」について紹介します。

子供がここを痛がったら、これからお話しすることを試してみて下さい。

今よりもずっと痛みが楽になりますよ!

 

子供が運動した後に足部を痛がるときは「踵」か「足首の内側」であることがほとんどです。

その中でも、今回は「足首の内側」が痛む外脛骨部の痛みについてお話しします。

 

痛みの出る場所

足の内側と言っても、たくさんの組織があるので、どこが外脛骨のある場所なのか分かりませんよね?

ということで、わかりやすく図を使って説明しましょう!

 

 

痛む場所はこのあたりです。

ちょうど「内くるぶし」から指一本分くらい斜め前に行ったところを押さえると、なんだか骨の出っ張りがありませんか?

そうです、ここが外脛骨のある場所なんです。

 

この外脛骨というのは、足にある舟状骨(しゅうじょうこつ)という骨の内側にある過剰骨で、通常は存在しない余分な骨のことなんです。

一般的に15~20%くらいの人にあり、多くは骨の出っ張りとして触れるものなのですが、中にはここに痛みが出る人がいるのです。

 

なぜ痛みが出るのか?

先ほどもお伝えしたように、外脛骨とは余分な骨の出っ張りのことで、この痛みの原因には「足の形」と「筋肉」が関係していると言われています。

それではどのように、関係しているのか順番に説明して行きましょう。

後脛骨筋

下図のように、外脛骨には、ふくらはぎから伸びる後脛骨筋(こうけいこつきん)という筋肉がくっついています。

この後脛骨筋は走る際、足を蹴り出す動作に大きく関わっています。

ですから、爪先立ちすると筋肉を使うため、この部分の腱が浮き出て見えます。

下図のように、内くるぶしの後ろ側に向かって、スジ張ったものが確認できるはずです。

これが後脛骨筋です。

 

 

これを、骨模型で見るとこんな感じになります。

 

つまり、足を踏み返す際には、後脛骨筋がくっ付いている外脛骨に、大きな力が加わるということです。

ですから、後脛骨筋を過度に使用すると炎症を起こしてしまい、痛みが出るのです。

 

・・・でも、痛みが出ない人もいますよね?

 

そう、「痛みが出る人」と「痛みが出ない人」には、ある違いがあります。

それは、生まれ持った「足の形」に原因があるのです。

偏平足(へんぺいそく)

皆さん扁平足って聞いたことありますよね?

簡単に言うと、「土踏まずがない人」のことです。

以前にもお話しした通り、足には縦のアーチと横のアーチがありますよね。

そしてこのアーチには、足への衝撃吸収と反発力を使って効率的に体を前に移動させるという、大切な役割があるのです。

しかし、このアーチが生まれつき低い人がいて、これを一般に「扁平足」と呼んでいます。

扁平足の人は、内側のアーチが低く、土踏まずがほとんどありません。

つまり、偏平足だと足の内側の骨(外脛骨)に付着する腱は常に引っ張られるストレスを受けるため、炎症が起き易くなってしまうんです。

 

外脛骨部痛で注意すること

外脛骨部痛は「牽引のストレスで起きる局所の炎症」とだけ覚えていると、まれに骨折を見逃すことがあります。

骨折の形態は様々なのですが、特に一度の動作で(本人が覚えているくらいの痛みが)急に出たのであれば注意して下さい。

一度の動作で出た痛みは、どこかの組織が損傷していることが多いのです。

ですから、急に足を引きずるほどの痛みが出た時は、必ず専門家に診てもらいましょうね!

 

痛みが出た時の対処法

外脛骨に痛みが出た時は、安静をとることが一番早く治す方法です。

これに加え、下記の図の位置にパットやインソールなどで足部のアーチを保持してあげるとかなり楽になります。

 

自分の足のアーチ(土踏まずの高さ)にあったインソールを選んで下さい。

おおよそ10日から2週間ほど安静にすれば、動きによる痛みはほとんどなくなるはずです。

 

予防法

先ほど、外脛骨に痛みが出る子の特徴は、足部のアーチが低い事であるとお伝えしましたね。

ただし、アーチがあるように見えても、荷重すると潰れてしまう「隠れ偏平足」の子がいることは知っておいて下さい。

裸足で立たせた時に、土踏まずが床についてしまうのであれば、隠れ偏平足です。

そして、これら偏平足の子供に共通しているのが、足底部の筋力が弱いということです。

 

昔と比べ、裸足でいることが多くない現代では、足指を使うことが極端に減ってきているのです。

このことは、足底筋の低下を招き、足のアーチが保持できないという機能的な障害につながります。

ですから、常に足底部の筋肉を鍛えておくことが重要になるのです。

また、足部のアーチを保持するための筋肉はふくらはぎにもあるため、ふくらはぎの筋肉を鍛えることも大切です。

 

足底筋トレーニング

それではさっそく足底部の筋肉のトレーニング方法をご紹介します。

濡れたタオルを用意しましょう!

床に広げた濡れたタオルに、足をのせて足の指だけでタオルをたぐりよせます。

タオルの端までたぐりよせたら、また広げるというトレーニングを毎日5回くらい行って下さい。

もちろん、慣れたら水の入ったペットボトルなどを置き、負荷を強くしましょう。

トレーニングの目安は足の裏が疲れるくらいです。

 

ふくらはぎのトレーニング

つま先立ちの運動でふくらはぎの筋肉もトレーニングしましょう。

片足立ちで30~50回程度つま先立ちをするトレーニングをしてください。

これも疲れるくらいが適量です。

ふくらはぎや足底の筋肉は足部のアーチを支える機能を持っています。

とにかく足の指やふくらはぎをたくさん使い、足部の筋肉を強化して下さい。

 

きっと運動による足部のトラブルはぐっと減ると思いますよ。

ただし・・・

外脛骨部の痛みが強い時にはトレーニングを無理に行うと逆効果になりますので、くれぐれも痛みが引いてから行ってくださいね。

まずは安静にして炎症を抑え、そのうえで予防としてのトレーニングを行いましょう!

 

以上、外脛骨部の豆知識でした。

 

参考になりましたでしょうか?

それでは、また。

時間がないあなたの悩み、すぐにお答えします。

忙しくて、病院に行く時間がない・・・
痛みの原因がわからなく不安だ・・・
何か自分でできる対処法を教えてほしい・・・

専門家の立場から、あなたの悩みにすぐにお答えします。


無料相談はこちらから

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください