走ると痛む足の痛み。足部に起きやすい疲労骨折について

疲労骨折

マラソンランナーに起きる、足の甲の痛み。

ここが疲労骨折を起こす事って結構あるんですよ。

激しい運動をしている中・高校生も要注意!

その痛み、疲労骨折ではないですか?

ということで、今回はすぐにできる、足の甲に起きる疲労骨折の調べ方について解説いたします。

 

昔のスポ根じゃないんだから、そんな簡単に疲労骨折なんて起こさないでしょ?

 

・・・いえいえ、疲労骨折を起こす一歩手前の人って、結構多いんですよ。

 

一生懸命に運動をやっている子供でも、疲労骨折しかかっている事がよくあります。

そんな時、ちゃんと運動を止めてあげないと、そのうち「ポキッ」ってなってしまうんです。

 

ですから、今回お伝えする疲労骨折の知識をもって、最悪の事態にならないように気を付けて下さいね。

 

それでは、さっそく疲労骨折を起こす原因となる、特徴的な足の機能から話をして行きましょう!

 

足の構造と機能

ひとえに足の構造といっても様々ですが、今回は疲労骨折を起こしやすい「中足骨(ちゅうそくこつ)」という骨に着目します。

その前に、足の骨と関節のイメージがつき難いと思いますので、下図をご覧ください。

 

 

 

上図のように、足部には足の指につながる5つの骨が存在します。

ちょうど、①~⑤と番号をふっている所が中足骨という骨です。

ここは、靭帯や皮膚で覆われているため、外観上は足指のように分かれていません。

いわゆる足の甲にあたる部分なのですが、内部はこのように5つの骨で構成されているのです。

 

そして、中足骨の中でも特に②、③の中足骨が疲労骨折を起こしやすいと言われています。

 

なぜか? その理由は・・・

 

第2・3中足骨が疲労骨折を起こしやすい理由

その理由は2つあります。

1つ目の理由は、動きにゆとりがない部分であるからです。

図に示した黄色い線と赤い線の外側・・・

つまり親指側と小指・薬指側は足の構造上ゆとりがあり、比較的自由に動かせます。

試しに自分の足の小指側と、親指側を上下に動かしてみて下さい。

 

・・・っね!けっこう自由の動くでしょ?

 

でも、人差し指と中指あたりの骨はあまり動きませんよね。

 

動かない所には負担が集中します。

だから、2・3番目に疲労骨折が多くなるんですね。

その証拠に、第2中足骨の根元はホゾのように、はまり込んでいますよね。(青丸の点線のところ)

ですから構造的にも動きが出にくい形をしているんです。

 

2つ目は、第2・3中足骨が足のアーチを形成しているとても重要な部分だからです。

もちろん、第2・3中足骨の動きが少ないのには意味があります。

私たちが、走ったりジャンプしたりと様々な動きを行うためには、足の縦アーチの役割がとても大切になります。

第2・3中足骨はまさにこのアーチを形成している部分なのです。

ですから、ここには安定性が求められるため、わざと動きが少なく設計されているんですね。

下図をご覧ください。

足を横から観察すると、足のアーチがイメージしやすいでしょ。

 

 

当然、激しい運動をすると、この部分には力が集中しますので、負荷が強よ過ぎれば壊れてしまいます。

このように、小さな負荷が一点に積み重なると、いくら骨でもヒビが入り骨折を起こしてしまうのです。

 

 

ここで注意しないといけないのが、箱根駅伝を走るように過酷な練習を積んでいる選手でなくても、疲労骨折を起こすことがあるということです。

実際、テニスやバトミントン・バレーボールなど、瞬間的に負荷を強いられるような競技を行っている中学生にも頻繁にみられます。

血反吐を吐くような、つらい練習をしていなくても、実際に起きる事があるのです。

 

それでは、次にどうやって疲労骨折を疑うかについてお話しいたしましょう。

 

疲労骨折の見分け方

1. 患部の腫れ

疲労骨折しかかっている場合、例外なく、患部には腫れがみられます。

まったく腫れていないことは今まで経験したことがありませんので、腫れているかどうかをよく確認してみて下さい。

足の甲にぼんやりと赤く腫れが出ます。

程度はまちまちですが、痛む場所全体が腫れているか左右の足で比べてみて下さい。

また、つま先立ちをしてみましょう。

この動きで強く痛みが出るようであれば骨に異常がある可能性が高くなります。

 

2. 押して痛む場所

さて、押して痛い場所を確認してみましょう。

これにはいくつかポイントがありますので、順番にお伝えしますね。

まずは、下図をご覧ください。

 

上図のように、足の甲側から触ると、皮膚⇒皮下組織⇒筋肉(腱)⇒骨というようにいくつもの組織を同時に触ってしまいます。

ですから、これらを触り分けないといけません。

でないと腱に炎症があるのか、それとも骨の問題なのか、原因が分からなくなってしまうからです。

それでは、骨の問題かどうか確かめる方法についてお伝えします。

 

①まず、痛む骨を横から押してみましょう。ここには腱がないため、直接骨を触ることが出来ます。

もし強く痛むのであれば骨の問題である可能性が高いです。

次に強く痛んだ骨の位置を一周ぐるりと押してみましょう。

上からも下からも横からも・・・同じ高さで痛みが出るようなら、疲労骨折の疑いがあります。

 

②痛む骨を指先から踵方向へ、長軸に圧迫力をかけてみて下さい。

これはちょうどつま先立ちをする際にかかる力と似ていますが、この長軸方向の圧力でも骨に痛みが出るのであれば、疲労骨折をしている可能性はさらに高くなります。

 

3. ストレステスト

最後に、骨をたわませるストレステストをしてみましょう。

今回は見やすいように親指の骨を使って説明しますね。

 

 

 

ストレスをかけるのは中足骨なので、ちょうど黄色の線で囲ったところを対象とします。

下図のように、足の甲にある骨を持ってみて下さい。

 

 

 

人差し指を支点として、この図では右手の親指で黄色の矢印方向に圧力をかけます。

すると、患部にたわませる力が働くため、これで痛みが強く出るようであれば疲労骨折の可能性を強く疑ってください。

 

さいごに・・・

疲労骨折は、骨に亀裂が入るか、骨が治る時に現れる「仮骨」という骨が出るまで、レントゲンには写りません。

ですからレントゲンで判断する頃には進行しているか、治っているかどちらかなのです。

その前に判断したいのであれば、MRIという装置を使わないと正確な判断はできないのですが、MRIは撮影するのに時間がかかるのと、費用も高いため、毎回撮影することは現実的ではないんです。

 

しかし、今回お話合しした内容を確認すれば、かなりの確率で疲労骨折しかかっているかどうかは判断出来ますよ。

まずは、徒手的に確かめてみて、それからMRI検査をしてはどうでしょうか。

 

そのまま無理を続けて、いつか「ポキッ」と折れてしまう前に是非ともチェックしてみて下さいね。

 

ご参考になりましたでしょうか?

 

それでは、また。

 

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