腰痛の原因!腰椎椎間板ヘルニアとは(2)~痛みの原因 Part 3~

腰椎椎間板ヘルニア

痛みの原因についてのシリーズは今回で一区切り。

本日は、神経の炎症と痛みの関係について解説します。

腰椎椎間板ヘルニアになった私の経験と知識を踏まえてお伝えする、痛みの真実!

足やお尻の痛みで悩む人に、是非とも読んで頂きたい大切なお話しです。

 

なぜ、神経炎はこれほどまでに痛いのか?

神経の炎症を抑える方法をお伝えする前に、そもそもなんでこんなに痛みが出るのかについてお話ししたいと思います。

それは、動物にとって「神経」とは最も大切な器官だからなのです。

?はぁ・・。

(^_^;)

え〜っと・・・

例えば、岩から落ちてケガをした鹿がいたとしましょう。

鹿?

まぁ、ちょっと聞いてくださいな。

 

岩から転落して、不幸にもこの鹿は左足を痛めてしまいました。

しかし、足を痛めた鹿は痛みを感じながらも、すぐに動こうとします。

なぜなら、自然界で「動けない」ということは高い確率で「死」を意味するからです。

本能的にその場の痛みより、生きることを優先させる。

当然ですよね。

さて、ここで鹿(主人)と神経(従者)とに分けて考えてみましょう!

例えばこの鹿は、左足の筋肉を痛めていたとします。
すると、傷ついた筋肉は神経を興奮させて「痛み」として主人に伝えます。

「傷ついたから、どこかで休んで回復させて!」

筋肉からするとこんな感じでしょうか。
しかし、鹿(主人)としては動かない方が不利益が大きいので、痛みを我慢してでも動きます。

即ち、痛み刺激は動けないほどではないということです。

一方で、足の筋肉を支配する「神経」自体を傷つけた場合は全く違います。

神経は生きるための器官を支配している、最も重要な場所です。
だから、動物にとって神経そのものを痛めるということは、生死に直結するとても重大なことなのです。

この危機的な状況に対して、これ以上壊れないように神経は最大の危険信号を主人(鹿)に送り続けます。

この信号が激烈な痛みの正体です。

「神経が傷ついた!こりゃえらいことになった。主人よ、非常事態が起きたんだ!とにかく今は動かないでくれ!」

神経からするとこう叫んでいるのでしょう!

だから、神経に障害が起きると耐え難い痛みを発するのです。

動物の体ってほんと良くできていますよね〜。

 

でも、大事な神経が傷ついたのはわかるけど、動けなくなるんじゃ、どのみち捕食者に狙われない?

・・・確かにそうですね(^_^;)

まぁ、例え話なのでその辺は勘弁して下さい・・・。

ここで、お伝えしたかったのは、神経という器官はそれほど大切な場所なんだということなのです。

 

ヘルニアによる神経炎を治すための最適な方法とその理由

さて、腰椎椎間板ヘルニアによって神経が圧迫されている。これは、体にとって大変な事態です。

神経が傷ついてはいないにしても圧迫を受け続けると、足が動かせなくなったり、内臓機能に支障をきたしたり、時には生死を分けることだってあるのです。

しかし、ご安心ください。

多くの場合、この痛みは次第に治ります。

なぜかって?

これには、大きく3つの理由があるからです。

それは・・・

 

①飛び出たヘルニア塊は自然に分解されていく

そう、一度飛び出たヘルニア塊(髄核)は体が異物として認識し、次第に分解吸収される事が分かっています。

当然圧迫が解除されれば、次第に痛みも治まります。

ただし、条件によって飛び出たヘルニア塊は分解される場合と分解されない場合があるのです。

この条件についてのお話は、また改めて詳しく書くと致しますが、
とりあえず、自然に分解される条件をすご〜く簡単に言うと、後縦靭帯という膜をヘルニア塊が突き破っているかどうかがポイントとなるということです。

この後縦靭帯を突き破っているものであれば、高率で自然消退すると言われています。(おおよそ6ヶ月前後かかりますが・・・)

つまり、一旦飛び出てしまったヘルニアであっても自然になくなることは十分期待できるということです。

ただ、正確にはMRIという機械でないと判断できないため、精密な検査が必要となります。

 

②疼痛の下降抑制系が働き、痛みを感じ難くさせる

これについては、すご〜く複雑なのでここではサラッと話しますね。

みなさん、「痛み」は脳で感じているって知っていましたか?

そう、患部の刺激がいくらあっても、脳で痛いと認識しなければ、痛みを感じることはないのです。

つまり、私たちが日常で感じる痛みは脳が調整しているんですね。

ここで、登場するのが痛みに対する下降抑制系の働き。

この下降抑制系とは、患部からの痛み刺激が脳に到達すると、脳は自動的に痛み刺激を抑制する(調節する)働きがあるという作用のことです。

だから、ヘルニアによる神経痛も時間とともに少しずつ痛みが和らいで行くのですね。

これらの働きを細かく説明しだすと何時間もかかってしまうので、ここでは割愛しますが、私たちの脳内にはこんな作用もあるんだなぁ〜くらいで理解しておいて下さい。

ちなみに、多大なるストレスにさらされると、まれに下降抑制系の調節が働かなくなってしまうことがあります。

すると、何気ない刺激にも過敏に痛みを感じるようになったりするんです。

人の体って、実はすごく複雑に組み合わさってできているんですね。

 

③圧迫の受けない姿勢を覚えることで、徐々に痛みが治る

これは、単純にヘルニア塊による神経への圧迫が少ない体勢をとることで、痛み刺激が少なくなるということです。

当然、刺激が少なくなれば徐々に神経の興奮も治ってきます。

すると痛みの程度も少なくなるというわけです。

ここで、大事なのは神経の興奮を抑えるためには、できる限り神経に刺激を与えないということです。

このことは、ヘルニアを治すためにとても大切なことですので、忘れないで下さいね。

 

「神経炎を治すには」

以上を踏まえて、神経の炎症を早く引かせる方法を3つの側面から考えてみましょう!

 

①できる限り神経を刺激しないこと

神経の炎症を引かせるには、その神経に刺激を加えないことがなにより大切です。

よく、痛みの原因は「筋肉のコリ」、「血流が悪い」、「リンパの流れ」など様々な事が言われていますが、そんなことで治るなら苦労しません。炎症や痛みを改善させるために最も大切なことは、患部を安静に保つことなのです。

そんなの当たり前じゃん!って思いますか?

でも、これが真実なのです。

だから、いかに神経を刺激しないようにするかを考えることが、痛みを改善させる第一歩となります。

 

②神経が引っ張られないように、足先までのフックとなる筋肉を緩めておく

次に、神経の走行している経路を想像してみましょう!

腰の神経は椎間孔(ついかんこう)から出ると骨盤の中を通り、お尻から足先へと、まるで電気コードのように伸びています。

もちろん、途中で筋肉の間をすり抜けたり、骨の間をすり抜けたりしながら、足先まで通っているのです。

ここで考えて欲しいのは、

ヘルニア塊で圧迫を受けた神経が、より刺激を受けるのはどういう時かということです。

それは、間を抜ける筋肉が固く硬直して、そこがフックとなり、より神経を引き伸ばしてしまうことです。

よく、筋肉が固くなって神経を圧迫するなんて言う人がいますが、それは違います。

そもそも、痛みを受信するのは後根神経節(DRG)であり・・・・・っと、いけない。いけない。
分かりやすくと言いながらも、熱中するとついつい深入りしすぎてしまう癖がありまして・・・。(^_^;)

とにもかくにも神経の走行する部分の筋肉が固いと、神経を刺激してしまうということです。

だから、マッサージもしっかりと理解した上で行えば、効果は期待できるんですよ。

 

③神経周囲の血流を良くすること

神経の中にも血管は通っています。そして、栄養や老廃物を代謝させるのは血管の役割であり、これ以外にはありません。

だから、神経周囲の血流を良くすることは大切なんですね。

方法は温熱療法やマッサージなどありますが、過度に神経へ刺激を加えない方法であれば、痛みの改善にも役立ちます。

 

「腰椎椎間板ヘルニア改善の具体的な方法とは ~保存療法~」

それでは、痛みを取り除くために具体的に何をしたらよいのか?

これについては、以前お伝えした記事をお読み頂けると幸いです。
これは、私自身が体験した効果実証済みの現実的な方法です。

詳しくはこちらから⤵︎

腰痛ヘルニア患者が明かす!私が痛みを解消した方法

「最も多い腰痛の原因 ~椎間板症~」

最後に、この「椎間板」症をお伝えして、この記事を終わりたいと思います。

 

「椎間板症とは」

簡単にいうと、椎間板ヘルニアになる前の状態。

すなわち、椎間板の外側の繊維輪が傷ついた状態です。

実は、足やお尻に痛みの出ない、よく聞く「ぎっくり腰」の原因は、この椎間板症という病態なのです。

つまり、ぎっくり腰のほとんどは椎間板を痛めているということなのです。

そして、一度傷ついた椎間板に負担をかけ続けていると、最終的には椎間板内にある髄核が外へと漏れ出し、椎間板ヘルニアになります。

お恥ずかしい話しなのですが、これは私自身が体験した事実です。

今思えば、あの時の「ぎっくり腰」を放置しなければ・・・と悔やみ続ける今日この頃。

まぁ、私のことは置いといて(^_^;)

それでは、椎間板症からヘルニアに移行する際、どのように髄核が漏れ出してしまうのかについて簡単に説明しましょう!

 

 

上図のように、ぎっくり腰のほとんどは外層の線維輪が壊れた状態になります。(右上図)

そして、これを放置して動かし続けると、亀裂の入った線維輪は修復することなく、傷口は広がってしまうのです。(左下図)

ですから、ぎっくり腰になったらまずは患部の安静を保ってください。

具体的には、コルセットや晒などを使い、体が前かがみにならないように保つことです。
私の場合は体にギプスを巻いて生活しましたが、できるならこれが一番効果がありますよ。

ちなみに、動けないほどの腰痛でもこれを付けると歩いて帰れるほどに痛みが軽減します。

椎間板ヘルニアにならないために必要なことは、どれだけ安静にできるかが決め手となるのです。

これを無視して、使い続けると、やがて線維輪が破綻して中の髄核が漏れ出す事となるのです。

そして、椎間板ヘルニアの出来上がり!というわけです。

ぎっくり腰になったら、腰が動かないように固定して安静にする!

これが、腰椎椎間板ヘルニアにならないための唯一の方法です。

おわりに・・・

長くなりましたが、腰椎椎間板ヘルニアの原因と対処法についての説明は以上です。

詳しく話せば、まだまだ沢山のことがあるのですが、最低限知っていて欲しいことは、お伝えしてきたと思います。

少し駆け足でしたが、腰痛・ヘルニアについて、なんとなくイメージ出来たでしょうか?

これからも役立つ情報を定期的に発信していこうと思いますので、楽しみにしていて下さいね。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

それでは、また。

 

腰痛の原因!腰椎椎間板ヘルニアとは(3)~自然消失~

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