腰痛の原因!腰椎椎間板ヘルニアとは(2)~痛みの原因 Part 2~

「腰椎椎間板ヘルニア」

(前回の続きです。)

椎間板ヘルニアとは「椎間板の中にある髄核が飛び出すこと」でしたよね。

では、なぜ腰痛が起きたり、お尻や足に痛みや痺れが出たりするのでしょうか?

それは・・・

ここには、人体で最も大切な「神経」が大きく関わっているのです。

頑固な腰痛、その原因。
実は神経の炎症であるという事実、あなたは知っていましたか?

長年、腰痛に悩むあなたに読んでいただきたい、腰痛の基礎知識。
腰痛の原因はここにあったのです!

 

「ヘルニアと神経の関係」

さて、椎間板ヘルニアになる原因はなんとなくわかった。

「でも、なぜお尻や足に痛みや痺れがでるの?」
には、お答えしてませんでしたね。

お尻や足に痛みや痺れ・・・

これは、腰椎椎間板ヘルニアに現れる症状の一つです。
しかし、これを理解するには、腰にある神経の事について知らなければいけません。

ということで、まずは「腰椎と椎間板と神経の関係性」について解説しましょう。

「腰椎と神経と椎間板」

脊椎の中には脊柱管というスペースがあって、その中に脊髄(せきずい)という太い神経が通っています。

この脊髄は人が生きていく上で、最も大切な器官であり、脳から伸びた神経の中枢器官なのです。

・・・?    (^_^;)

なんだか、出だしから難しいですね。

とりあえず、言葉で理解する前に下の図を見てください。

 

上図は腰にある骨と神経を表した図です。
ちょうど赤い点線で示した部分に脊柱管(せきちゅうかん)というスペースがあって、そこには脳から降りてくる大切な神経が通っているのです。

これを、脊髄(せきずい) と呼ぶのですが、脳から降りてきたこの脊髄は腰のあたりで細い神経の束に分かれて行きます。
そして、この分かれた神経の束を馬尾神経(ばびしんけい)と呼ぶのです。

ちょうど馬のしっぽのように細い神経の束になっているので「馬尾神経」と呼ぶんですね。

さらに、この馬尾神経は手足や内臓など、それぞれの組織に向うため椎骨と椎骨の間から一本ずつ出て行きます。この枝分かれした馬尾神経の根元の部分を「神経根(しんけいこん)」と呼ぶのです。

色々と難しい用語が出てきましたが、そんなに細かく覚えなくても、だいたいイメージできていればいいので諦めずついてきてくださいね。

 

さて、ここからが本題です。

私たちの体を維持するために必要な神経(神経根)が、椎骨(ここでは腰椎)の間から一本一本出て行きますが、この神経根が出ていくスペースのことを椎間孔(ついかんこう)と呼びます。

そして、この椎間孔が椎間板ヘルニアで最も問題となる場所になるのです。

なぜなら・・・

椎間孔の前壁は、ちょうど椎間板の脆弱部にあたり、髄核が最も飛び出しやすい場所であり、ここに髄核が飛び出すと高確率で神経を圧迫してしまうのです。

つまり、この神経の圧迫がこそが椎間板ヘルニアによる痛みや痺れを引き起こす原因となるのです。

言い換えれば、椎間板ヘルニアの問題点とは、椎間板が飛び出ること自体ではなく、飛び出たヘルニア塊が神経を圧迫するか否かにかかっているということなのです。

では、実際に椎間孔部で椎間板ヘルニアが神経根を圧迫している模型を見てみましょう!

 

 

 

上図のように、ちょうど神経が出る穴の前壁には椎間板が接しています。
そして、椎間板が壊れてここに髄核が飛び出すと、神経根は圧迫されて痛みや痺れを引き起こします。

もちろん、椎間板が真後ろに突出すれば、神経根ではなく馬尾神経の束ごと圧迫する事になりますし、神経のない場所であれば神経痛や痺れを感じることもないのです。

要は、飛び出たヘルニア塊が神経のどの部分を圧迫するかによって、症状が大きく変わるということなのです。

 

「ヘルニアになった時の症状」

さて、それでは「ヘルニア塊が神経を圧迫するとどのような症状が出るのか」について説明したいと思います。

1.ヘルニア塊による神経根の圧迫(第〇〇神経根?)

まず、最も多い椎間孔内での神経根の圧迫では下図に示す「皮膚分節」に沿って痛みや痺れが出るのが特徴です。

ここからはさすがに小難しい説明になってしまうので、さらっと流しますね。(^_^;)

例えば腰痛と共に、お尻やすねの外側から足の外側のくるぶしあたりに痛みが出ることはありませんか?

もし、当てはまるのであれば、第5腰椎の上下どちらかの椎間孔から出ていく神経根に障害があることが考えられます。

下図に示すように、神経根にはそれぞれ支配している部位があります。
(ちなみにL1は第1腰神経、L2は第2腰神経・・・・・S1は第1仙骨神経を表しています。)

だから、痛みや痺れが出る部分によってどの神経根がヘルニアによって圧迫を受けているかを推測することもできるのです。

ヒトの体って、ほんとよく出来ていますよね。

 

 

2.ヘルニア塊による神経の圧迫(神経根 or 馬尾神経)

ここで、一つ注意しなければいけないのがヘルニア塊が圧迫する場所によって、緊急手術を必要とするケースもあるということです。

それは、馬尾神経そのものを圧迫してしまっているケースです。

なぜなら、馬尾神経の中には内臓の動きを支配する神経も含まれているため、ここに障害がでてしまうと内臓機能に障害を及し、生命の危機に瀕することもあるからです。

例えば、腰痛と共におしっこが出なくなった(尿閉)。便が出なくなった(直腸障害)。など、消化器や泌尿器の機能低下は決して見過ごしてはいけません。

この場合は、早急に手術を選択することが必要です。

繰り返しますが、尿閉などの膀胱直腸障害が出た場合は必ず医療機関に受診して下さいね。
これだけは命に係わる大切なことなので、お忘れなく!

さて、長かった「腰椎椎間板による痛みの原因」も次回で一区切りと致します。

 

これまでの知識を踏まえ、次回は実際に役立つ腰椎椎間板ヘルニアの治し方!

「神経炎をどのように治すのか」についてお伝えします!

ヘルニアによる神経炎を治すための最適な方法とその理由とは・・・

次回もお楽しみに!

 

腰痛の原因!腰椎椎間板ヘルニアとは(2)~痛みの原因 Part 3~

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